9/1、おはようございます。
皆様、いかがお過ごしですか。
あっという間に8月が過ぎ、秋を感じる時期となりました。
さて、3週に渡り、お伝えしております、
【入浴と介護】
第2弾はデイサービスで行われている入浴の方法と入浴料金
についてです。
少し介護の中身を濃くしてお話しします。
デイサービスで行われている入浴の方法は大きく分けて2つあります。
1つめは、一般浴です。
大浴場に手すりがついた仕様が一般的。
デイサービスでの一般浴のメリットは、
脱衣所から浴槽までの誘導やふらつきなどの転倒の予防、立ち上がりや歩行介助、脱衣の一部の介助等を介護福祉士や看護師のスタッフ数名の見守る援助を受けながら安心して入浴出来る事です。
デメリットは、
多数の方と入浴することやスタッフの見守りがある為、一人でゆっくり入浴したい方にとって苦痛を感じることがあることです。
現在は利用者様のペースを尊重する目的で、お一人一人の入浴時間を大切にする『個浴』も多くみられています。
個浴の際、スタッフは脱衣所で待機し、お声をかけながら入浴するパターンが主です。
2つめは、機械浴です。
機械浴には、ストレッチャー浴、チェアー浴(リフト浴)があります。
対象の方は、介助が必要な方です。
機械を使用し入浴する方法を機械浴と言います。
それぞれの特徴を見てみましょう。
チェアー浴(リフト浴)とは、
座った状態を維持出来る方が対象で、
キャスターや肘掛けの付いた椅子に座った状態で入浴する方法です。
メリットは、
①利用者様が周囲を自分で確認できるので、ストレッチャー浴に比べると視覚的に安心感がある入浴方法となります。
②利用者様がタオルやスポンジを持つことができれば、手の届く範囲で身体を洗うことも出来ます。
デメリットは、
①機械の動作音や移動時の昇降等が苦手な方は事前にどんな機械なのか説明が必要になります。
②肘掛けがある為、体を洗う際に横に手を伸ばす動作で動ける範囲が限られます。
ストレッチャー浴とは、
寝た状態で入浴が出来る入浴方法です。
メリットは、
①介助が必要な方でも機械を使用し、移動する、入浴する事が出来る。
②重度な障害があっても入浴ができ、介護者の負担が軽減できることです。
③全身を複数のスタッフで観察しながら洗うことが出来、皮膚状態観察を入浴と同時に行うことが出来ます。
④ジェットバス、ミスト等が付いている物もあり、楽しみながら入浴の支援が出来ます。
デメリットは、
①ベルト等使用し転落など予防しながら入浴する為、見守りが必要なスタッフが2名以上必要。
②意識や意思などがはっきりしている利用者者にとっては寝たままの入浴は怖いと感じることがあります。
また、シャワーが付いている物が多く、寝たまま浴槽につからずにシャワー浴のみも可能です。
ターミナル期と言って、最期が近い方の入浴方法に使用する事も多いストレッチャー浴。
『お風呂に入りたい』という想いを叶えてくれる入浴法とも言えるのではないでしょうか。
デイサービスの入浴の料金は、こちらです。(一割負担の場合)
- 要介護…要介護1、要介護2、要介護3、要介護4、要介護5の5段階
継続して常に介護を必要とする方、介護給付を利用できます。 - 要支援…(要支援1、要支援2の2段階)
日常生活を営むのに支障があると考えられる状態であり、
今の状態を改善または維持するための予防給付を利用できます。
※介護ケア HPより参照
【入浴と介護】
第2弾 デイサービスで行われている入浴の方法と入浴料金 について、
いかがでしたか。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
ご家族もご自身も、笑う幸せが増える、笑顔が維持出来るよう、生活のお手伝いをしていきたいなと思います。
よろしければこちらもぜひご覧くださいませ。
第1弾(8/24)
デイサービスで入浴するメリット、デメリット
https://megumi-ns.net/archives/607
第3弾は9/8!自宅でのお風呂とデイサービスでのお風呂の違いについてお伝えする予定です。
他、ご質問なども随時受付中です。
今日も皆様にとって素敵な1日でありますように。