11/10.おはようございます😃
一般的な外傷の一つで、熱に接触することで起こる皮膚の損傷をいいます。40度前後の低温の熱のもとに長い時間接触した場合に熱傷となり、これを低温やけどと言います。
熱の温度と接触した時間によって傷の程度が決まりますが、
普通のやけどとの違いについて述べますと、
非常に高温の場合は短時間の接触で熱傷を起こす一方、低温やけどは
『痛みを感じにくい』『見た目はそんなに変わらない気がする』など、
の初期症状から始まり、いつも間にかジリジリ痛くなってきたなどの特徴があります。
【熱傷の程度は深さによって3段階】
に分けられます。
●I度●
熱傷は表皮まで。
皮膚が赤くなり、ピリピリなど痛みを感じる。数日で治る事が多い。
●II度●
熱傷は真皮まで、
II度は2つに分かれて考えます。
①浅め
「浅達性II度熱傷」といい
治癒まで赤み、痛みと水ぶくれができ1〜3週間
②深い
「深達性II度熱傷」と、
痛みはあまり感じない事が多く、水ぶくれができ、
治るのに3〜5週間ほどで、傷痕が残る
●III度●
傷の部分が白色または黄褐色になり、火などによるやけどの場合は黒色になる事も。
治るまでの期間や傷の深さより、
後遺症(ひきつれ、皮膚が赤くでこぼこになるケロイド)などの後遺症の有無も大きく変化があります。
【低温やけどの原因】
日常でよく使う物
お茶、ホットプレート、熱湯、天ぷらの油、お風呂の準備するお湯(蛇口)、
暖房器具:炊飯器、アイロンが多く、
外では、焚き火やバーベキュー中の火との距離、花火。
低温やけどの代表は、湯たんぽ、電気あんか、電気毛布、使い捨てカイロで就寝中に受傷することが多いです。
また、糖尿病や基礎疾患によっては傷の治りが遅く、傷が皮膚の深くまで達して重症化することもあります。
【治療】
受傷直後に一刻も早く患部を冷やし始めることが重要です。
理由は、冷やし始めるまでの時間によって、回復に大きな差が出るからです。
流水による冷却が身近に一般的で、水道水やシャワーなどでしばらく冷やして外科や形成外科、夜間では救急を受診することをおすすめします。
ただし、お子様や高齢の方で広い範囲の熱傷を負った場合は、低体温にならないように注意が必要です。熱傷の範囲が広い場合には命に関わる熱傷ショックを起こすこともありますので、状況によっては救急要請を要します。
【予防】
子どものいるご家庭では、熱い調理食品や電気器具など扉の閉まる高い位置に置く、手の届くところに置かない。
炊飯器やポットなどの蒸気口、温風ヒーターの吹き出し口に近づけないようにするなど、置き場所や位置を考慮し、家族で共有する事が大切です。
いかがでしたか。
冬時期、事故にお気をつけて
暖か対策を行いましょう✨。