8/9、おはようざいます。
日本全国的に猛暑が続いていますね。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
台風の進行も気になるところですが、お盆も間近ですね。
今回は、お客様よりいただきました、
高齢者の熱中症対策とお風呂 〜体の仕組みと夏を乗り切る方法〜
についてお伝えします。
✨夏の「お風呂」の2つの注意点
お風呂に入ると汗をかいて水分が失われます。反面、汗をかいた事によるにおいや汚れを落とし爽快感を得る手段と1日の疲れを癒し、自然な寝入りや睡眠の質を維持する方法にお風呂は生活で欠かせない習慣です。そんな中、注意点は2つ‥
①入浴前後に忘れずに水分を摂りましょう。
普段水分がとりずらく、半介助や全介助が必要な方やむせがある方は、とろみ付きの麦茶やゼリーでも構いません。入浴前後に飲水することがポイントです。目安はコップ一杯、少し時間を要する可能性がありますが体の為に実施していきましょう。
②浴槽に準備する湯温は40度位のぬるめに設定し、10分を目安としそれ以上の長湯をしないように注意しましょう。
✨夏は「寝る時」に注意が必要
就寝中に熱中症になる高齢者も少なくありません。
①就寝前や起床後の水分摂取に加え、枕元に飲料を置いておき直ぐに補給を出来る環境調整をしましょう。
②就寝時のエアコンの使用を「からだによくない」と考える方がいます。
しかし、高温で脱水になると命に危険を要する可能性があります。物は使い方次第。
室温を28〜29度に保つことを目標に熱中症対策をしつつ、睡眠の質も留意していきましょう。
高齢期は特に、加齢に伴う身体の変化により、水分が不足しやすく、熱中症になりやすいといわれています。ここで身体の変化を3つ挙げると、、、
① 成人の方に比べて、意識した水分の摂取が少ない。
・喉の渇きに気づきにくい。喉が渇いている事の表現が難しい。
・特に高齢者の2人暮らしは普段の生活に変化が比較的少なく「あれ?いつ食事したかしら」等認知機能含め、注意が必要です。冷房を暖房と間違えて付けていた、トイレが心配で水分を控えがちになってしまう等身の回りの人がその方の生活スタイルや変化に気付くことが重要になっています。②利尿剤使用などにより、尿量が多くなってしまう。
夏は汗をかく、尿量が多いと生命を維持する為の水分が失いがちです。
毎日カレンダーに水分量を記載する、タイマーを設定する等見て確認する対策を検討しましょう。
③体温の調節機能が加齢と共に変化
皮膚の温度センサーが鈍くなり暑さを感じにくくなってしまう、汗をかきにくくなる等加齢の変化により、気付いた時には脱水に‥というケースも少なくありません。
食べ物にも水分が含まれているため、1日3食、バランスの良い食事をしっかりとることで、水分も同時にとることができ、一般的に食事からの水分量の目安は約1Lです。お味噌汁から、スープから等意識した献立を検討しましょう。また、旬の野菜には水分が多く含まれており、栄養価も高いです。
食べやすい調理法を考えながら積極的に摂取したい物です。
高齢者の熱中症対策とお風呂 〜体の仕組みと夏を乗り切る方法〜
いかがでしたか。
自身の生活を振り返りながら、熱中症対策と生活習慣であるお風呂でリフレッシュしながら暑い夏を周りの大切な人と共に乗り切りましょう。
今日も素敵な1日になりますように。