医療

いざという時 命を救う 心肺蘇生法 人が倒れている〜119番通報まで 

2/1.おはようございます!

大寒が過ぎ、立春に近づいて参りました^^。皆様いかがお過ごしですか。

季節の変わり目、体調や急変の多い時期。。。

今回はその中でも急変の対応に着目していきたいと思います。

あなたの行動が人の命に関わる心肺蘇生法とは、、、

私たちは、いつ、どこで、どんな時に、突然のけがや病気におそわれるかわかりません。

特に、日本では年間約5~6万人もの方が心臓突然死で亡くなっています。

さっきまで仕事していたのになど、突然倒れ、心臓や呼吸が止まってしまう場合があります。

あなたの目の前で、突然人が倒れたら何をしてあげられますか?

そんな人を救うための行動は1秒でも早いあなたの行動にかかっています。

 

いざとなった時役立つ♪心肺蘇生法。

各自治体や会社様、学校などで心肺蘇生法は定期的に講習が実施されていますが、期間が空くと

『あれ?!これでよかったかな』

また、いざという時、驚きや焦りの感情が前面に出てしまい、行動に時間を要したり。。。

今回はそんな時のために、シーン別にPOINTを入れて数回に分けてお届け。

※日本ACLS協会:一般市民や心肺停止に遭遇する可能性の高い方が一次救命処置を理解し、自身の安全を確保した上で、人工呼吸を含む心肺蘇生およびAEDの操作を行うことができるよう、BLS普及を目指している協会の情報をメインに書きます。BLSとは、Basic Life Supportの略称で、心肺停止または呼吸停止に対する一次救命処置のこと。

専門的な器具や薬品などを使う必要のないBLSは、正しい知識と適切な処置の仕方さえ知っていれば誰でも行うことができます。

No,1

突然道端で倒れるなどの急変~119番通報まで】

倒れている人を発見

POINT:安全確認

傷病者に近寄る前に周囲の安全を確認し、安全であれば近寄ります。

反応の確認

POINT:反応の有無を見る

肩を叩くなどの刺激をしながら、「大丈夫ですか?」などと声を掛けます。

!注意!

BLSでは、「反応の有無」の確認であり、「意識」の確認ではありません。

意識はなくても、反応があれば「よし」と考えます=生きている最低限の証拠があるか確認する行為になります。

呼びかけに返事がなく、意識がないと判断される状況でも、刺激に対して顔をしかめるとか、口を開こうとするとか、なんかしらのリアクションが返ってくれば、反応ありと考えます。

心停止が想定される状況の中で、反応の有無を確認するのであれば、

「大丈夫ですか?」の他に、

「わかりますか?」

「どうしましたか?」

と、反応(リアクション)を誘発するような声かけと刺激であればOK.

呼びかけに対して、「目を開ける・返答する・目的を持った仕草をする」などが認められなければ「反応なし」です。

!注意!

心停止直後には部分的なけいれん(引きつるような動き)が見られることがあります。目的を持った仕草ではありませんので、けいれんは「反応なし」と判断します。

大声で叫んで注意を喚起する 人を呼ぶ

POINT:人は一人でも多い方がいい

傷病者に反応がなければ、「誰か来てください!人が倒れています!」などと大声で 叫んで注意を喚起します。

例えば、現場に人が4人いたら、人を呼んだ人が、

一人に「119番通報してください」

もう一人に「AEDを持ってきてください」

と指示します。

直ちに心臓マッサージを開始するために、

もし傷病者が倒れた場所が砂利道だったり、床に凸凹がある際は、残った2人で平行な床の場所に傷病者を抱えて移動します。

人が多い、傷病者の出血が多い場合などによっては、まっすぐな板を探してきて傷病者の背中に敷く流れでも構いません。

ここで一人でも多い人が必要になります。

理由は救急車到着まで、心臓マッサージをするからです。

救急車が来るまで待つのではなく、「救急車を待つ間に、その場で一刻も早く心肺蘇生法を行って下さい」

その場に居合わせた「あなた」にかかっています。

勇気を持ってまず傷病者に近づき、声を上げる。

それが人の命を救うきっかけになります。

次回は実際に心臓マッサージの説明をします。

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