2/10.おはとうございます。
2月ももう10日経ちましたね。
いかがお過ごしでしょうか。
さて、前回大人の心肺蘇生法を3回(2/1:人が倒れている〜119番通報まで.2/2:心臓マッサージと人工呼吸.2/3:AEDの使用方法)に渡ってお伝えしました。
いざという時は大人だけではなく、子供にも十分ありえます。
また、大人と手順が異なることも特徴の1つ。
この機会にご家族や大事な人、職場でも知識の1つとして準備しておきたいものです。
いざという時
命を救う
子供(0歳〜8歳)の心肺蘇生法
①意識を確認する、
『●●ちゃん』などと声をかけ、足底に手で刺激を与えるなどして反応があるかないかを確認します。
②協力者を呼ぶ。
『だれかきてください』『だれか手伝ってください』と声を大きく出して、協力者を求めます。
救助者が2人以上いる場合は、大人と同様で、1人が119番通報し、もう1人が心肺蘇生法を実施。
現場は緊張感が走り一刻を争います。最初に助けを呼んだ方が、一人一人に役割を指示することをおすすめします。
※協力者がいない場合
一人だけの場合は、心肺蘇生法(気道の確保、人工呼吸、心臓マッサージ)を1分間実施し、その後に119番通報する。
そしてまた戻って心肺蘇生法を続ける。
③気道の確保
片手を額に当て、もう一方の手の人指し指と中指の2本をあご先に当て、持ち上げて、気道を確保します。
④10秒以内に呼吸を確認する。
頬を口・鼻に寄せて十分な呼吸をしているか、確認します。
⑤呼吸が感じられない→直ちに人工呼吸開始!
★新生児(生後28日未満)吹き込みに1秒かけて2回を胸が軽く膨らむ程度で実施。
★乳児(1歳未満)吹き込みに1~1.5秒かけて2回を胸が軽く膨らむ程度で実施。
★小児(1歳以上~8歳未満)吹き込みに1~1.5秒かけて2回を胸が軽く膨らむ程度で実施。
チェック!
●呼吸はしているか。
●咳があるか。
●手や足、顔面などに何か動きは見られるか。
明らかでない場合には、直ちに心臓マッサージを開始します。
⑤心臓マッサージ
★新生児(生後28日未満)乳首を結ぶ線より指(横)1本分だけ下側の場所で、中指・薬指の2本で胸の厚さのおおよそ1/3くぼむまで1分間に約120回行う。
★乳児(1歳未満)乳首を結ぶ線より指(横)1本分だけ下側の場所で、中指・薬指の2本で胸の厚さのおおよそ1/3くぼむまで1分間に約100回行う。
★
小児(1歳以上~8歳未満)胸骨の下半分の場所で、片手の付け根で胸の厚さのおおよそ1/3くぼむまで1分間に約100回行う。
救急車が到着し、救急隊が此方に指示を出すまで④⑤を実施します。
子供を救う、心肺蘇生法。
大人達で学び、習得しておきたいものですね。